ガザの避難所付近に無人機攻撃か、子どもら10人死亡
一方イスラエル軍は、この日に兵士5人が死亡したと発表した。ガザ南部の戦闘で1人が死亡し、ガザ境界近くに撃ち込まれた砲弾で4人が死亡、8人が負傷した。
また同日、武装集団がトンネルからイスラエル領内に侵入して民間人を攻撃しようとしたが、軍兵士らがこれを阻止し、メンバー1人を殺害したという。
イスラエルは28日午前0時まで一時休戦に応じていたが、ネタニヤフ首相は同日のテレビ放送で「ガザで長期戦を覚悟する必要がある」と述べ、ハマスのトンネルをすべて破壊するまでガザでの戦闘を続けると表明した。
パレスチナの和平交渉責任者、エレカット氏はCNNとのインタビューで「ガザの現状は火事で燃えている建物と同じ。まず住民を避難させ、火を消してから話し合いを始めなければならない」と話し、イスラエル軍にガザからの撤兵を求めた。同氏は国連の数字を基に、「死者の9割は女性と子どもが占めている」と指摘した。
イスラエル側は、民間人に死者が出ているのはハマスの責任だと主張。イスラエルが住民に避難を勧告してもハマスが引き止め、さらに市街地の住宅や学校、モスク(イスラム教礼拝所)をイスラエルへの攻撃の拠点に利用していると非難している。