ガザの停戦2日目に 本格停戦に向けた交渉始まる

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一時停戦、ガザに日常戻る

ガザ市(CNN) パレスチナ自治区ガザは6日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの人道停戦の2日目に入った。エジプトの首都カイロでは、エジプトが仲介してイスラエルとパレスチナの間で本格的な停戦に向けた話し合いが行われた。

パレスチナ側の代表団の1人はCNNに対し、停戦延長に向けた合意にはこぎ着けなかったと語った。交渉にはハマスに加え、武装組織のイスラム聖戦とパレスチナ解放機構(PLO)の代表が参加している。

エジプト政府高官はCNNに対し、交渉がまだ停戦を固めるための試験的な討議の段階にあると述べた。

ハマスの広報担当者はハマス系テレビ局のアルアクサに対し、「停戦延長に関する(各社の)報道には何の根拠もない」と述べた。

停戦延長の条件として、イスラエルはハマスに武装解除を求め、ハマスはイスラエルによるガザ封鎖の解除を求めている。イスラエルは、封鎖について、ガザへの武器密輸を防ぐために必要な措置だとしている。

ドイツの外交筋によれば、ハマスはエジプトに対し、国境のラファ検問所の開放を求めている。だがエジプト政府はイスラム組織ムスリム同胞団を母体とするハマスに強い警戒感を抱いている。エジプトでは、ムスリム同胞団はテロ組織に指定されている。

イスラエル軍は5日、ガザからの部隊撤収を完了。ネタニヤフ首相は6日、ハマスによって作られたイスラエルへの攻撃に使われていたトンネル網を破壊するという使命が果たされたと述べた。

国連によればガザでは約52万人の住民が家を追われた。一部は停戦を受けて自宅のあった地域に戻り始めているが、1万棟以上の民家が破壊もしくは大きな被害を受けたとされ、生活再建は容易ではない。

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