ソマリア過激派、新指導者の選出発表 米軍の前任者殺害で

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アハメド・ゴダネ指導者を殺害

ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアに拠点があるアルカイダ系過激派「シャバブ」は6日、米軍の作戦でアハメド・ゴダネ指導者が殺害されたことを受け、新たな指導者が選出されたと発表した。

シャバブの報道担当者が、同組織系のメディアに載せた音声メッセージで明らかにした。これによると、新たな指導者はアハメド・オマール・アブ・ウバイダーで、低位の司令官との肩書が伝えられた。シャバブの3代目の指導者となる。

報道担当者は、ゴダネ容疑者の死亡を初めて認めながらも組織のテロ作戦が終了するわけではないと主張した。米軍の作戦で司令官2人も死亡したことも明らかにした。

米軍特殊部隊による軍事作戦は容疑者の居場所を示す信頼度の高い情報を得て、現地時間の今月1日午後6時20分ごろ、首都モガディシオの南部で行われた。現場がある地方行政幹部によると、攻撃はバラウェ港近くで実施された。

米国防総省のカービー報道官によると、作戦には無人機を含む航空機が使われ、「ヘルファイア」ミサイルやレーザー誘導ミサイルを複数発射。作戦終了後の背景説明では、野営地と車両を破壊したとし、米軍の地上部隊は出動しなかったと述べていた。ソマリアの情報機関当局者は、発射されたミサイルは少なくとも4発と明かした。

ゴダネ容疑者の殺害を受け、ソマリア内で報復攻撃が起きるとの懸念が強まっている。同国南西部の2カ所では6日、イスラム武装勢力がアフリカ連合(AU)の平和維持軍の車列を攻撃する事件が発生。現場近くの町の行政幹部によるとAU軍が最終的に撃退し、辺り一帯を確保したという。死傷者の有無は伝えられていない。

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