犬保護施設で火災、寄付金1億円集まる 英
(CNN) イングランド北部マンチェスターの犬の保護施設で11日夕方、放火と見られる火災が発生した。同施設の職員らが炎の中から約150匹の犬を救出したが、43匹が焼死した。
この痛ましい事件は、欧州でペット愛好家として知られるイングランドの国民に衝撃を与え、火災発生から数時間のうちに同施設への寄付金が集まり始めた。現地時間12日正午現在、寛大な愛犬家たちから寄せられた寄付金の総額は56万1000ポンド(約9800万円)以上に上り、今も刻々と増え続けている。
この募金は、地元紙がこの保護施設を支援する目的で始めたが、当初の目標額はわずか5000ポンド(約90万円)だった。
現在、警察と消防が火災原因を調査中で、グレートマンチェスター警察は、12日に15歳の少年を放火容疑で拘留し、取り調べを行っているとしている。