スコットランド独立問う住民投票始まる、反対・賛成が拮抗
(CNN) 英北部スコットランドで18日、英国からの独立の賛否を問う住民投票が同日午前7時(日本時間同日午後3時)から始まった。
32区に分けて実施される投票は同日午後10時(日本時間19日午前6時)に締め切られる。大勢判明は19日早朝になる見通し。
最近の世論調査では、独立反対派と賛成派がきっ抗しており、接戦が必至との見方が強い。スコットランド自治政府のサモンド首席大臣(首相に相当)が独立賛成の運動の前面に立ち、国家の分裂にもつながりかねないとの危機感を抱く英国の主要政党指導者らは現地に相次いで乗り込み、住民に統合維持の重要性を訴えた。
登録済みの有権者数は420万人以上で、スコットランドでは過去最多となった。投票はスコットランドでは初めて16歳以上に認められた。投票率は高率が予想されている。
投票出来るのは、英国籍の保持者に限らず、登録すればスコットランド地域に居住する英連邦加盟国、アイルランドや欧州連合(EU)加盟国の市民権を持つ住民でも可能となった。スコットランド以外の地域などに住むスコットランド出身者は投票出来ない。
スコットランドの住民数は約530万人。