米軍、ISIS指導者狙い車列空爆 イラク北部

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米軍、ISIS指導者狙い車列空爆 イラク北部

(CNN) 米中央軍は8日、イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の指導者らを狙い、イラク北部の要衝モスル近郊で車列を空爆したと発表した。

ISISの最高指導者バグダディ師が死亡または負傷したとの情報が流れたことを受け、中央軍のライダー報道官が声明を出した。車列の中にバグダディ師がいたかどうかは不明としている。

発表によると、米主導の空爆は7日夜、ISISの指導者らがモスル近郊で会合を開くとの情報に基づいて実施された。ISISは今年6月にモスルを制圧している。

空爆はシリア国境に近いISISの拠点、アンバル州アルカイムでも実施されたとみられる。地元住民が匿名で語ったところによると、ISISの検問所近くにある市場が攻撃を受け、少なくとも15人が死亡、31人が負傷した。この中にISISのメンバーが含まれているかどうかは不明。米軍による空爆だったのかというCNNの質問に対し、米当局はコメントを避けた。

首都バグダッドでは8日、中心部の繁華街とシーア派居住区3カ所で車爆弾が爆発し、警察当局者らによると少なくとも21人が死亡した。犯行声明は出ていないが、同市内では最近、ISISが犯行を認めた車爆弾テロが相次いでいる。

米政権は7日、ISISと戦うイラク軍部隊を支援するため、現地へ最大1500人の米兵を追加派遣すると発表した。イラク首相府は8日、この決定を歓迎する一方で「少し遅かった」とする声明を出した。

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