ブラジルで女性39人殺害の容疑者、「快感殺人」の動機示唆
(CNN) 南米ブラジルのリオデジャネイロ州内で地元の男が約10年間にわたり計39人の女性を殺害したとされる事件で、容疑者は13日までに地元テレビ局の取材に応じ、「殺害を行っていない時には神経質になり、犯行後に気持ちが落ち着いた」などと語った。
容疑者は凶行について後悔せず、過去に犯したことは終わったことだとし、釈放されたら再度繰り返すとも述べた。
容疑者は犠牲者の女性の息子だった2歳児を殺した疑いもある。これら殺害が事実なら、ブラジル史上、最も残忍な連続殺人事件の1つになる可能性がある。特別捜査班は容疑者の供述を受け、裏付け捜査を進めている。
26歳ともされる容疑者は地元テレビ「グロボ」の取材に、最初の殺人は17歳の時だったと明かした。最初は財布強奪などささいな目的が動機だったが、年をとるうちに殺人そのものを考えるようになったと述べた。
殺人は衝動的なものではなく、被害者の動向などを追った後に実行したとも語った。
同州の警察は10日、ノバ・イグアス郊外に居住の女性の殺人容疑で男を逮捕。容疑者は取り調べでこの犯行を認めると共に、余罪も白状したという。
警察は容疑者の供述に基づき、直近の犠牲者の殺害を求めた男女2人を逮捕した。