タリバーンが連日の襲撃、米兵ら21人死亡 アフガニスタン
カブール(CNN) アフガニスタンの当局者らによると、同国各地で12~13日、軍部隊の車列などを狙った攻撃が相次ぎ、少なくとも米兵2人とアフガン人19人が死亡した。イスラム武装勢力タリバーンが複数の事件について犯行声明を出した。
アフガンではまず12日、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)の車列が爆弾による攻撃を受けた。米国防総省の当局者が匿名で語ったところによると、米兵2人が死亡した。ISAFもアフガン東部で攻撃を受けたと発表したが、犠牲者の国籍は明らかにしなかった。
タリバーンの報道官はツイッターを通し、東部パルワン州のバグラムで米軍の車列を攻撃して米国人5人を殺害したとする声明を発表した。
南部ヘルマンド州当局によると、13日午前には同州で、タリバーンによって仕掛けられた地雷を撤去していたアフガン民間人のグループが襲われ、12人が死亡した。アフガン治安部隊が現場に駆け付け、犯行グループの3人を殺害、4人を拘束したという。
タリバーンが犯行声明を出したが、死亡したのは民間人ではなく軍兵士だと主張している。