エジプト、アルジャジーラ記者1人を釈放 依然2人が収監
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなどは、中東カタールがアルジャジーラに出資し、ムスリム同胞団への支援でも知られていることに着目。グレスト氏らはエジプトとカタールの対立に巻き込まれたとの見方を示している。
国際NPOのジャーナリスト保護委員会(CPJ)や国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は1日、エジプトのシーシ大統領に対し、ファハミ、ムハンマド両氏をはじめ同国で拘束されているジャーナリストを早急に赦免、釈放するよう呼び掛けた。
エジプトでは昨年11月、大統領に外国人送還の権限を与える法律が成立していた。ムハンマド氏の妻は1日、CNNとのインタビューで「わが国では外国人の方が重要なのか」と問い掛け、夫はジャーナリストとして公正にニュースを伝えていたと強調した。
ファハミ氏の母は同日、報道機関への談話で、同氏がC型肝炎を患い、肩を負傷していると訴え、シーシ大統領に赦免を求めた。