ISIS人質で死亡確認の米女性、戦闘員と「結婚」の可能性
(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の人質だった米国人女性の援助活動家ケイラ・ミューラーさんの死亡を米政府が確認した事件で、米情報機関当局者などは11日、ミューラーさんがISIS戦闘員と「結婚」していた可能性があることを指摘した。
この拘束問題に関する諜報(ちょうほう)の分析に基づいた見方となっている。諜報の詳しい内容は不明。米政府と情報機関の両当局者は、ミューラーさんの結婚が強要もしくは「売られた」末の結果などなのかは不明としている。
米政府当局者は諜報の分析で、「結婚相手」との形で戦闘員に引き渡された可能性があると述べた。
ミューラーさんの両親は10日、シリア北部で2013年に拉致された娘が死亡したことを確認したと述べていた。
米国家安全保障会議(NSC)のミーハン報道官は同日、ISISが家族に先週末、メッセージを直接伝え、ミューラーさんの死亡に絡む情報を与えたと指摘。メッセージには複数の写真が添えられ、1枚にはミューラーさんの体が埋葬用の布に包まれている様子のものもあった。米政府当局者はCNNに、これらの写真などは家族と検視当局者がミューラーさんの身元を特定出来る十分な材料になったと述べた。