ウクライナ東部停戦、重火器撤去進む ガス問題が再燃
ウクライナ東部ドネツク(CNN) ウクライナのポロシェンコ大統領の報道官は27日、東部の親ロシア派武装勢力との新たな停戦合意に従い重火器の一部の撤去を開始したと発表した。ツイッター上で明らかにした。
ただ、前線地帯にいつでも再配備出来る準備をしているとも述べた。一方、東部ドネツク州で「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言した親ロシア指導者は保持する重火器の9割を撤収させたと主張した。
その上でウクライナ政府が重火器の引き揚げに応じなかった場合、戦闘地帯に再度送る権利を有するとも述べた。CNN取材班は26日、ウクライナ国旗を掲げる砲門を積んだ小規模の車列を確認。親ロシア派はこの数日前に撤収を始めていた。
新たな停戦合意はベラルーシの首都ミンスクでの協議で今月12日に成立。重火器の引き揚げは来月2日までに終了させる条件となっている。また、幅が少なくとも50キロの重火器のための緩衝地帯の設置でも合意していた。