チュニジアの博物館襲撃、ISISが犯行声明か 23人死亡
ラビディ容疑者は治安当局の監視対象だったが、特定の事件などに関連して当局が行方を追っていたわけではないという。
一方、米民間情報機関によると、事件の数日前にチュニジアのイスラム過激派組織「ジュンド・アル・ヒラファ」がツイッターで、ISISのアブバクル・バグダディ指導者に近く忠誠を誓うと表明していた。
今回の事件の犠牲者は大部分が外国人観光客だった。うち17人は2隻のクルーズ船の乗客で、運航会社などによると日本人3人とイタリア人3人、フランス人とポーランド人各2人、ベルギー、ロシア、英国人各1人が含まれる。スペイン人のカップルやコロンビア人の母子も死亡した。チュニジア人は治安当局者など3人が犠牲になった。
病院に運ばれた負傷者は36人が入院中で、8人が手当てを受けて病院を出た。
2隻のクルーズ船に乗っていた乗客のうち、少なくとも6人はまだ安否が確認できず捜索が続いているが、2隻ともその乗客を残したまま既にチュニジアを出港した。