フランシスコ法王の南米歴訪始まる 出身国は含まず

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エクアドルの首都、キトの街並み。同国は南米有数の貧困国として知られる

エクアドルの首都、キトの街並み。同国は南米有数の貧困国として知られる

フランシスコ法王の南米訪問は2013年7月以来。この時は世界ユースデーに合わせてブラジルを訪問した。しかし出身国のアルゼンチン訪問はまだ果たしていない。これについてローマ法王庁のロンバルディ報道官は、「法王は常に自分自身や自分の家族よりも他者を優先する」と説明した。

エクアドル、ボリビア、パラグアイの3カ国は、南米の中でも特に貧困層が多い。ローマ法王庁によればフランシスコ法王はその状況を変えさせたい意向で、特に生まれつき貧しい人々や狭い土地に押し込められた農家、失業中の若者など、現代社会の周縁に追いやられた人たちのことを思いやっているという。

歴訪中は各地で説教やミサを行うほか、カトリック指導者との会談や修道女が営む老人ホーム訪問、草の根政治運動家との会談、刑務所やスラム街、小児病院訪問などの日程をこなす。

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