天津爆発、倉庫会社の経営者ら10人拘束 依然57人が行方不明

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大規模爆発の被害を受けた天津の鉄道駅

大規模爆発の被害を受けた天津の鉄道駅

(CNN) 中国・天津の倉庫で起きた大規模な爆発に関連して、国営メディアは18日、この倉庫を保有していた企業の経営者ら10人が拘束されたと伝えた。当局は原因究明に全力を挙げる姿勢を強調している。

拘束されたのは、化学物質の保管と輸送を手がける「瑞海国際物流公司」の社長や副社長、最高財務責任者など10人。爆発が起きた翌日の13日から拘束されているという。

12日夜に起きた爆発ではこれまでに114人以上の死亡が確認され、少なくとも57人がまだ行方不明になっている。18日には消防士や警察官、地元住民らが黙祷をささげて犠牲者を追悼した。

新華社通信によれば、瑞海国際物流公司は危険物取扱免許の期限が昨年10月に切れ、今年6月に取得し直したばかりだった。

現場からは、強い殺傷力を持つシアン化ナトリウムが2カ所で見つかり、除去作業が行われている。

中国国務院は原因究明のための調査委員会を設置して、関係者を厳重に処罰すると表明した。

中国共産党の機関紙人民日報は、「爆発で死亡した人数、緊急援助態勢、事後処理に対して多くが疑問を抱いている。不信感も生まれ、うわさが飛び交っている」とする論説を掲載。「人命や財産に多大な損害を生じさせた事故に対し、中央政府は決然とした姿勢で、徹底捜査と厳重な処罰を行う」とした。

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