ハンガリー、難民大量流入で国境警備強化 警官2千人増強
(CNN) 欧州各地に中東やアフリカからの難民が押し寄せている問題で、ハンガリー内務省は26日、国境警備に当たる警察官を2000人増強すると発表した。
シリアやアフガニスタンなどの紛争を逃れた大量の難民は、ドイツなど欧州連合(EU)加盟国での難民認定を目指して欧州を北上。移動ルート上にあるマケドニアやセルビアなどEU非加盟国でも緊張が高まっている。
EU加盟国のハンガリーは、難民の流入を防ぐためにセルビアとの国境に一時的に壁を設置するなど、国境警備の強化を表明。司法相は26日、「1日に1500人が不法入国している事態は容認できない」と語った。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの先月の報告書によれば、北アフリカのリビアから地中海を渡るルートを取らず、バルカン半島東部の陸路を経由してEU加盟国を目指す難民や移民が増えている。