パレスチナ人集団、聖地「ヨセフの墓」に放火 緊張激化も
ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の広報官は、ネタニヤフ首相にイスラエル軍が聖地防衛の責任をまっとうするように指示するよう要請。軍のピーター・ラーナー報道官は、「ヨセフの墓の放火と冒とくは、礼拝の自由という基本的な価値にあからさまに違反し矛盾するものだ」と述べ、実行犯を裁くためあらゆる措置を取る意向を示した。
ユダヤ教徒はネブルスの聖地について、旧約聖書に登場するヨセフが最後に埋葬された場所としている。信者は、イスラエル国防軍の護衛のもと、夜間にヨゼフの墓を訪れ祈りをささげることもある。
この墓をめぐっては2011年、かぎ十字を壁面に描かれる事件が発生するなど、過去にも標的にされてきた。