実行犯の身元一部判明、過激派の拠点摘発 パリ同時テロ
コンサートホールを襲って死亡した3人組のうち、1人の身元は14日までに、パリ郊外出身のフランス人、イスラエル・オマル・モステファイ容疑者(28)と特定された。
パリ検察は16日、もう1人の身元を特定したと発表。この人物はパリ郊外在住のサミー・アミムール容疑者(28)とされる。2012年にイエメンへの渡航を試みてテロ対策当局の監視対象となり、13年には国際手配されていた。
当局はさらに、サッカースタジアム前で自爆した容疑者3人のうち2人の身元を発表している。1人はベルギー在住のフランス人、ビラル・アドフィ容疑者(20)。昨春シリアへ渡航し、戦闘に参加していたとされる。
仏当局者が15日、CNNに語ったところによると、事件の容疑者のうち少なくとも3人はシリアへ渡った経験があった。CNN系列局は16日、仏当局者らの話として、事件に直接かかわった人物のうち6人にシリア滞在歴があったと伝えた。