仏、空母からの攻撃を開始 オランド大統領は米ロ歴訪へ
ブリュッセル(CNN) パリ同時多発テロを受け、フランス軍は23日、原子力空母シャルル・ドゴールから過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への攻撃を開始した。オランド仏大統領は今週、米国とロシアを訪問して、ISISに対する共闘を呼び掛ける。
仏国防省によると、地中海東部に配置されたシャルル・ドゴールから戦闘機が出撃し、イラクとシリアのISIS拠点を攻撃した。
仏軍からISISへの空爆に参加している航空機はこれで計38機。23日はイラクの北部モスルと中部ラマディ、シリア北部ラッカが標的になった。
オランド大統領はISISに対する国際的な共闘態勢を協議するため、24日に米ワシントンでオバマ米大統領と会談。25日にメルケル独首相と会い、さらに26日はモスクワでロシアのプーチン大統領とも会談する予定だ。
23日にはキャメロン英首相と会談し、欧州連合(EU)域内へ入る際の審査や情報の共有を強化することで合意した。