パリ同時テロ容疑者、シリアへ逃走か
アブデスラム容疑者の兄はベルギー国内のテレビ局とのインタビューで、同容疑者が直前になって「何か予想外のことを見た、あるいは聞いた」ために、攻撃計画を中止したのではないかと話した。
事件の首謀者アブデルアミド・アバウド容疑者らは、ほかにも複数のテロを計画していた可能性が指摘されている。
アバウド容疑者といとこのハズナ・アイトブラシェン容疑者らは、事件後の18日に警察が実行したパリ近郊サンドニでの急襲作戦で死亡した。これまでの報道によると、アバウド容疑者らはその直後、パリ近郊のビジネス街、ラデファンスで自爆する計画だったとされる。
さらにある情報筋が30日、アイトブラシェン容疑者と連絡を取っていた男性の話として語ったところによれば、ラデファンスに加えてユダヤ人地区や複数の交通機関、学校などを標的としたテロが計画されていたという。