バス襲撃、イスラム教徒がキリスト教徒を守る ケニア

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逃げようとしたキリスト教徒の男性1人はつかまって射殺され、バスを牽引(けんいん)していたトラックの運転手も殺害された。

武装集団は、また戻って来ると言い捨てて立ち去ったという。内務相は、治安部隊が武装集団の行方を追っていると説明し、「我々は皆ケニア人であり、宗教では分断されない」と強調。今回の事件について「イスラム社会の兄弟姉妹からの素晴らしいメッセージになった」と語った。

シャバブはソマリアを拠点とする武装集団で、米国がテロ組織に指定している。ソマリアをイスラム原理主義国家に転換させる狙いで襲撃を繰り返し、ケニア軍が2011年にソマリアで同組織の掃討に乗り出してからはケニアでも襲撃が相次いでいた。

特に今の時期はホリデーシーズンの帰省客などで公共交通機関が込み合い、バス襲撃が頻発する。昨年はコーランの一説を暗唱できなかった乗客28人が射殺される事件も起きた。

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