米軍、ISISの「金庫」を爆撃 数百万ドルの打撃か

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ISISが大量の資金を保管していたとされる建物を米軍が爆撃した

ISISが大量の資金を保管していたとされる建物を米軍が爆撃した

ワシントン(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」支配下のイラク北部モスルで、ISISが大量の資金を保管していた建物に米軍が爆弾を投下して破壊したことが12日までに分かった。米国防当局者2人がCNNに語った。

資金の正確な額や通貨は不明だが、当局者のうち1人は「数百万」ドル相当に上ると語った。

1トン級の爆弾2個を10日に投下し、建物は短時間のうちに破壊された。

米軍によるこのような空爆は異例。当局者らによると、米軍は今後、ISISから国家のように振る舞う能力を奪い去るため、資金関連の標的に対する攻撃を強めていく方針とされる。ISISの石油輸送車も数週間前から攻撃対象に加えられた。

米軍がモスルの建物を突き止めた経緯は不明だが、攻撃前には民間人が最も少ない時間帯を把握するため、数日間にわたって上空から現場周辺を偵察していたという。

その結果、民間人が建物に近づくのは昼間で、ISIS要員は夜の間に作業していることが判明。10日の夜明けに攻撃を実行することが決まった。

標的の重要性が高いことから、最悪の場合は民間人50人の犠牲もやむなしと考えられていたが、作戦直後の推定によると5~7人が死亡したとみられる。

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