カースト絡む優遇策で「逆差別」訴え、暴動で16人死亡 インド
今回のデモはハリヤナ州の人口の約4分の1を占めるジャートが、被差別カースト優遇策は逆差別だと主張して始まった。
インドでは被差別カーストに公務員などの職や大学への入学枠を割り当てる制度があり、ジャート側はこれによって自分たちの雇用機会が奪われていると主張していた。
しかしハリヤナ州がデモ隊の要求について検討する委員会を設置したことを受け、ジャートの指導者は22日、参加者に抗議運動の中止を要請。今回のデモで死亡した人の遺族に対する金銭的補償についても合意が成立したことを明らかにした。
州政府はジャートの採用枠割り当てを提案する法案を次の州議会に提出する見通しだという。