国防省付近で自爆テロ、死者12人 アフガン首都
(CNN) アフガニスタンの首都カブールにある国防省の近くで27日、自爆テロが発生し、12人が死亡した。
内務省の報道官によると、実行犯は徒歩で現場に到着し、午後3時30分ごろに自爆した。死者の中には複数の軍要員が含まれ、民間人8人が負傷したという。
反政府勢力タリバーンが犯行声明を出した。タリバーンの報道官は、国防省を狙った攻撃だと述べた。
この日はカブールから東へ約145キロ離れた東部クナール州の州都、アサダバードでも自爆テロがあり、少なくとも11人が死亡、40人が負傷した。州知事室の報道官によると、市内にある知事の邸宅付近で爆発が起きたという。
犯人は不明だが、同国東部では最近、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が勢力を拡大している。
アフガンは旧政権勢力のタリバーンが現政権や親政権派への攻撃を続けるなか、国際テロ組織アルカイダの残党やISISからの脅威にも直面している。 タリバーンと政府の間では昨年、和平交渉の動きがあったものの、その後進展の様子は全くみられない。