ブリュッセルで爆発3回、自爆も 首相「テロ攻撃」
(CNN) ベルギーのメディアによると、首都ブリュッセルの空港と地下鉄駅で22日に起きた爆発による死者は少なくとも26人、負傷者は130人に上っている。ミシェル首相は記者団に「恐れていたテロ攻撃が起きた」と語った。
連邦検察は犠牲者の正確な人数はまだ分からないとしている。ブリュッセルの地下鉄当局によると、駅の爆発では15人が死亡、55人が負傷した。また同国の公共放送は、空港で起きた2回の爆発で少なくとも11人が死亡したと伝えている。
検察によると、空港の爆発のうち少なくとも1回は自爆テロだった。航空会社職員の話では、爆発は乗客の保安検査場の外側と、チェックイン・カウンター付近で起きた。
爆発の影響はベルギー国外にも及んでいる。欧州の国際列車、ユーロスターはロンドン・ブリュッセル間の運行を中止し、スケジュールなどの変更を発表した。英ロンドンのヒースロー空港やガトウィック空港、米ワシントンの地下鉄でも警備が強化された。フランスは全国各地に警官計1600人を追加出動させた。