ベネズエラ、不況と停電の二重苦 国民「生きていけない」

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景気悪化による深刻な物不足に計画停電が重なり、人々の暮らしは大打撃を受けている

景気悪化による深刻な物不足に計画停電が重なり、人々の暮らしは大打撃を受けている

原油安による景気の悪化で砂糖や小麦粉、卵といった生活必需品は輸入しにくくなり、市民はスーパーマーケットで買い物をするために何時間も行列に並ぶ。それでも買えるかどうかは分からない。

国際通貨基金(IMF)によると、ベネズエラの昨年の景気は5.7%縮小し、今年はさらに8%の後退が見込まれる。インフレ率は急騰し、今年はさらに500%高騰する見通しだ。

労働者階級の町チャラジャベは、かつて故チャベス前大統領率いる社会主義政権を支えてきたが、今はほとんどすべての商店に「停電中」の張り紙。ある商店主は、停電や不況のために売り上げが激減したと不満を漏らす。別の店の女性は暮らし向きを尋ねられると涙を流し、「こんな状態では生きていけない」と訴えた。

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