アレッポで48時間の停戦を確保、米ロが発表

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シリア・アレッポで「停戦」が合意された

シリア・アレッポで「停戦」が合意された

(CNN) 米国とロシアは15日、戦闘が続いているシリアの都市アレッポで、48時間の「延長可能な停戦」が確保されたと発表した。

過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討を目指す有志連合の米特使ブレット・マガーク氏によると、16日から停戦に入る見通し。「敵対行為の中止」を徹底させるため、関係者すべてが全力を尽くす必要があると同氏は述べ、「特にアレッポ北部では停戦が完全に崩壊した状態にあり、数日以内に何らかの措置を講じる」とした。

ロシア国防省も、アレッポは48時間の「静寂体制」に入ると発表。目的は「武力衝突の程度を軽減し、状況を安定化させる」ことにあるとした。

米国とロシアはアレッポと周辺地域の停戦を徹底させるため、調整を続けていた。

反体制派NGOの「シリア人権監視団」によると、アレッポでは15日、政府軍が統制する地域で集中的な砲撃による負傷者が報告された。

北部ではISISと反体制派の戦闘が起きているほか、政府軍と反体制派などの間でも戦闘が続いているという。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は先週、アレッポで戦闘が激化して医療施設2カ所が攻撃され、数十人が負傷したと伝えていた。アレッポや周辺地域では4月以来の死傷者が数百人に上り、学校や病院などの施設が攻撃されて人道支援活動も妨げられているという。

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