「50人で残念」、米銃乱射めぐる投稿で職員解雇 メキシコ
メキシコ中部グアダラハラ(CNN) メキシコ中部ハリスコ州の職員が、米フロリダ州で起きた銃乱射事件の犠牲者をめぐり、インターネットに不適切な言葉を投稿したとして解雇された。
職員は交流サイトのフェイスブックに、犠牲者が「100人でなく50人だったのは残念だ」と書き込んだ。
この投稿は瞬く間に拡散し、数時間後には当局が非難声明を発表。同州のサンドバル知事はフェイスブック上で、同職員の解雇を決めたことを明らかにした。
知事は「州当局は相互尊重と多様性受け入れの精神を掲げている」「差別的な発言はいかなる場合も容認されない」と書き込んだ。
職員はその後の投稿で、「同性愛のイデオロギー」に同意できないだけだと弁明。「好みが異なる人の感情を害したなら申し訳ない」と述べたが、この投稿はまもなく削除された。
同職員は、貧困層への支援を担当する部署に勤めていた。部署の責任者はツイッターで「公務員である我々が率先して寛容な態度を示さなければならない」と強調。CNNとのインタビューでも「このような愚かな発言を受け入れることはできない」と語った。