エジプト航空機のブラックボックス、修復作業続く
(CNN) 5月に起きたエジプト航空機墜落の原因を調べている捜査チームは、破損した状態で見つかった音声記録装置(ボイスレコーダー)と飛行記録装置(フライトレコーダー)の修復作業を急いでいる。
両装置は先週回収されたが、どちらも衝撃と海水の影響で損傷していた。捜査状況に詳しい当局者がCNNに語ったところによると、技術チームがメモリーチップの修復に取り組んでいる。
ボイスレコーダーには操縦室内の音声、フライトレコーダーには機体のスピード、高度、エンジンの状態、翼の位置などを感知した25時間分のデータが記録されている。
チームは現在、電子的なテストを実施している。データの解読が可能かどうか、1週間以内に確認できる見通しだという。
同機は5月19日、乗客乗員66人を乗せてパリからカイロへ向かう途中で地中海に墜落した。原因をめぐっては機械的な故障からテロまで、さまざまな可能性が指摘されている。