ロシア軍艦、マニラに寄港 南シナ海でのプレゼンス強化へ
かつて米国の領土だったフィリピンは、米政府との間で長年の同盟関係を保っていたが、ドゥテルテ大統領の就任以来、関係が悪化。ドゥテルテ大統領は、兵器の調達を含む軍事的支援はロシアをあてにできると述べていた。
ミハイロフ氏によると、ロシアは中国、フィリピン、マレーシア、ベトナム、ブルネイが領有権を争う南シナ海において関与を強めたい意向。合同軍事演習にはフィリピンだけでなく中国やマレーシアも参加すると同氏は述べ、「そうした地域のパートナーの関与を維持することは、南シナ海の安定を保証する上で欠かせない」と語った。
アドミラル・トリブツを含むロシアの艦船は、昨年9月に南シナ海で中国と実弾射撃の合同軍事演習を行っていた。