フィリピン大統領、警察組織の「浄化」命じる 韓国人殺害で
ドゥテルテ大統領は先週、韓国の企業や大使に謝罪し、犯人の処罰を約束していた。29日には依然として逃走中の容疑者らに対し、48時間以内に自首しなければ500万ペソの報奨金をかけて指名手配すると警告した。
大統領はさらに、同捜査班を含む麻薬取り締まり部隊を全て解散させ、新たに別の組織を設立すると表明。警官の4割が職権を乱用して犯罪を犯しているとの見方を示した。
ドゥテルテ大統領が昨年6月の就任と同時に開始した大規模な麻薬撲滅作戦では、これまでに7000人以上が死亡し、人権団体などから非難が集中している。