一方、北朝鮮の専門家は、制裁は北朝鮮に一定の影響を与えているとの見方を示す。米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」のアナリスト、ジョセフ・ベルムデス氏は、経済制裁によって、核開発やミサイル開発への取り組みが遅れたと指摘。制裁がなければ、核開発もミサイル開発も現在よりも進んだ段階に入っていたとの見方を示す。
リ氏はまた、石炭などの原材料の販売能力に制限をかけても北朝鮮の経済成長は妨げられないと指摘。北朝鮮は、コンピューター数値制御(CNC)装置や、亜鉛製品などを東南アジアに輸出し外貨を稼いでいると説明する。
リ氏にトランプ政権について尋ねると、米国が敵対政策を続ける限り、大統領が誰であろうと関係ないと語った。