平壌(CNN) 核実験やミサイル開発を受け国連安保理が北朝鮮に対して経済制裁を行っているほか、米国ではトランプ政権が誕生したが、北朝鮮の社会科学院経済研究所の研究員リ・ジソン氏はCNNの単独取材に答え、こうした状況が同国の経済的、軍事的発展を妨げることはないと語った。
リ氏によれば、制裁が北朝鮮の軍事プログラムに悪影響を与えることはないという。リ氏は「制裁が北朝鮮の核やミサイルの開発を遅らせることはない」と指摘。核による国防の能力をさらに増強すると語った。
北朝鮮は昨年、5回目となる核実験を実施したほか、今月に入り中長距離弾道ミサイル「北極星2」を発射している。
リ氏は、米国が北朝鮮に対する敵対政策を続ける限り、北朝鮮は核能力の強化を継続するだろうと指摘。「だから、我々は、決してやめない。決して速度を落とさない。むしろ、速度を速めるだろう」と語った。