ソマリアで自爆テロ、バス乗客ら17人死亡 軍司令官狙う
(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで9日、車を使った自爆テロがあり、地元警察によると少なくとも17人が死亡した。
この事件に関連して、テロ組織「シャバブ」が傘下のラジオ局を通じて犯行を認める声明を出した。
警察は、ソマリア軍の新しいトップに就任したアフメド・モハメド・イルフィッド司令官の暗殺を狙った犯行だったと見て調べている。
事件は士官学校と国防省本部の間にある交通量の多い道路で発生。犯人の車はイルフィッド司令官の車列に突っ込もうとして方向がそれ、乗客を乗せたミニバスに衝突した。
救急隊がCNNに語ったところでは、犠牲者の一部は病院に搬送される途中で死亡した。イルフィッド司令官は無事だった。
イルフィッド司令官は大統領が実施した軍部の大幅な人事刷新により、3日前に就任したばかりだった。
米シンクタンクの外交問題評議会によると、シャバブはソマリアをイスラム原理主義国家に転換させることを狙って、同国内外で相次ぐテロに関与してきたとされる。