50人超が警備会社を襲撃、被害額44億円か パラグアイ
(CNN) 南米パラグアイで24日、50人以上のグループが警備会社を襲い、複数の金庫から現金を奪う強盗事件が起きた。警察によると、金庫には最大4000万ドル(約44億円)の現金が保管されていた可能性がある。
現場はブラジル、アルゼンチン両国との国境に近いパラグアイ第2の都市、シウダーデルエステ市内の民間警備会社。犯行グループはブラジルの大規模な犯罪集団のメンバーとみられる。
グループは襲撃に手投げ弾を使い、十数台の車に火をつけた。同日午前0時ごろから2時間にわたり、警官隊との銃撃戦が続いた。警官1人が死亡し、別の警官1人を含む4人が負傷して病院へ運ばれた。
パラグアイ内務省の発表によると、グループのメンバー3人が現場で死亡し、4人が拘束された。ほかのメンバーはブラジル側へ逃走したとみられ、国境から約80キロの地点でブラジル警察が数人を拘束した。
この警備会社のビルでは2015年、近くの民家との間にトンネルが掘られていたのが見つかる事件も起きていた。