グアテマラでM6.8の地震、世界遺産の地に被害
(CNN) 中米グアテマラの太平洋に面した沿岸沖で22日、マグニチュード(M)6.8の地震があり、ユネスコの世界遺産に指定された都市アンティグア・グアテマラで建物の損壊などの被害が出ている。同国の災害対策当局によると、現時点で負傷者についての報告は入っていない。
米地質調査所によると、震源地は同国南部プエルトサンホセから38キロの地点だった。
被害が出ている世界遺産のアンティグア・グアテマラは、植民地時代の首都だった都市で、ユネスコによれば、1527年の創建以来、何度も自然災害に見舞われてきた。
1773年の大地震では街の大部分が破壊され、首都は現在のグアテマラ市に移った。しかし1979年には史跡や歴史的建造物が残る街として、ユネスコの世界遺産に指定された。
22日に公開されたアンティグア・グアテマラの写真には、壁の表面が崩れ落ちた建物や、道路に散乱するがれきが映っている。