脱北女性、帰国し宣伝ビデオに出演 韓国の日々は「生き地獄」
脱北者支援機関のハナ財団が15年、1700人の脱北者を対象に実施した調査によると、自殺を考えたという人は2割を超え、韓国人の平均の3倍にも及んだ。
韓国統一省が北朝鮮メディアの報道として指摘したところによると、12年以降に北朝鮮へ戻った脱北者は25人。このうち5人はその後、再び韓国へ脱出している。
チョンさんは北朝鮮のビデオで「お腹いっぱい食べられて、たくさんお金がもうかるという幻想につられて」韓国を目指したものの、実際には富を得ることに取りつかれた国だったと振り返った。ソウルでの日々は「生き地獄」のようで、祖国や両親に思いをはせるたびに胸が痛んだという。