脱北女性、帰国し宣伝ビデオに出演 韓国の日々は「生き地獄」
別の支援団体の責任者によると、北朝鮮へ戻る脱北者たちの中には「韓国での生活がつらすぎた」という人のほか、「脅迫を受けた」「家族に会いたかった」「家族に連れられて脱北したが、もともと故郷を離れたくなかった」などの理由を挙げる人もいる。
北朝鮮当局は、戻ってきた脱北者を政治宣伝のために重要な人物とみなして優遇し、公務員として雇うケースもある。まとまった金を持ち帰れば、朝鮮労働党員となることが認められる可能性もあるという。
チョンさんはビデオで「帰国したいと周囲に話すと、根拠もなく処刑されるぞと言われた」「私はそれでも戻って両親に会いたかった。たとえそれが死を意味したとしても」と強調している。