北朝鮮、グアムの米軍基地攻撃を「検討」 米の挑発を非難
ワシントン(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は9日朝、朝鮮人民軍の戦略軍が米領グアムへの攻撃を検討していると伝えた。
グアムには米兵数千人が家族とともに駐留。太平洋地域に前方展開する米軍の拠点となっている。
戦略軍報道官の声明は、米軍が今月初めに大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を実施したり、前日に戦略爆撃機「B1B」を朝鮮半島上空へ飛ばしたりした動きを挙げて、危険な衝突を誘発する恐れがあると非難した。
そのうえで、こうした戦略爆撃機の拠点になっているグアム島のアンダーセン米空軍基地が標的となる可能性を示唆した。
米国のトランプ大統領はこの数時間前、北朝鮮が米国への脅しを続けるなら未曽有の「炎と怒り」を浴びることになると警告を発していた。
米太平洋空軍の報道官は、B1Bが現地時間の8日に日本、韓国の戦闘機と共同訓練を実施し、朝鮮半島上空を飛行したことを認めている。