ロヒンギャ数千人がミャンマーから避難 「命がけで逃げた」
国境検問所では迫撃砲や機関銃で銃撃されたが、一家で有刺鉄線のフェンスを乗り越えて、両国を隔てる無人地帯に入った。
「バングラデシュの国境警備隊は私たちを入れてくれない。それ以来、私たちは一家全員でこの湿地に座り込んでいる」。女性はフェンス越しに、涙ながらにそう語った。「バングラデシュに避難したい。罪のない子どもたちを危険な場所に戻したくない。希望の光は全く見えない」
その後、この女性は一家でバングラデシュ入国を許され、難民キャンプにたどり着いた。
バングラデシュ国境警備田の幹部は報道陣に対し、ミャンマー側から相当数の銃声や爆発音が聞こえたと証言する。国境を越えて避難してくる人たちは、「みんな脅えていて、命がけで避難してきた様子だった」という。