ビル倒壊で24人死亡、救出作業続く インド
インド・ムンバイ(CNN) インドの金融中心地ムンバイで31日、3階建てのビルが倒壊し、少なくとも24人が死亡した。消防などが生き埋めになった住人らの救出活動を続けているが、くすぶり続けるがれきのために作業は難航し、取り残された人たちの生存が危ぶまれている。
ムンバイ警察によると、現場からは37人が救出され、多数が病院に搬送された。
倒壊したビルは117年前に建てられたもので、数年前から危険性が指摘され、2013年には居住不適格とされていた。
同ビルに入居していた10世帯は一部が最近になって退去していたといい、行方不明者の正確な数は分かっていない。
当局者によると、市内には同じような状態のビルが何百棟もあると思われる。
ムンバイは数日前から豪雨による洪水に見舞われ、これまでに5人の死亡が確認されていた。ビル倒壊と豪雨との関係は分かっていない。
南アジアでは8月に入ってモンスーンの影響で記録的な雨量を観測。国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)によると、インドとバングラデシュの死者は1200人を超え、洪水で4100万人あまりが被災した。ネパールでも大きな被害が出ている。