イランは合意を破棄された場合、核開発を再開するとの構えを示している。ロハニ氏はインタビューで、トランプ氏の行動は「予測不能」だと述べる一方、「米国が緊張を高めるつもりならこちらも対応する」「1週間以内に対抗措置を取る」と強調した。
ロハニ氏はさらに、米国が合意を破棄すれば、核・ミサイル実験を繰り返す北朝鮮に対して不都合な前例を示すことになると指摘。「米国と何年も交渉して合意に達したところで、次の政権がそれを破棄してしまうと分かったら、北朝鮮は米国との交渉に時間を浪費しようと思うだろうか」と問い掛けた。
両首脳がともに出席する今週の国連総会では、イラン核合意が主要な議題の一つとなる見通しだ。