秘密の国の中心へ――CNNが旅した北朝鮮<2> 海産物とミサイルの町
しかし、金正恩(キムジョンウン)委員長は2011年に権力の座について以来、これを新しい段階にまで引き上げた。人工衛星を打ち上げ、核実験を指示し、恐ろしいほど定期的にミサイルを発射している。
このため、北朝鮮は、米国との戦闘に恐ろしいほど近づいている。米国では、トランプ政権の下で、北朝鮮による実験への反応は、だんだんと好戦的なものへとなりつつある。
しかし、核実験の試験は続いている。なぜだろう。プロパガンダだ。ミサイルの発射はいずれも、北朝鮮の指導層にとって、自国民に対するものと同時に海外に対しても行われている。これは、金正恩委員長と朝鮮労働党にとって、北朝鮮やその同盟国から北朝鮮を守るための保険のようなものだ。金政権を維持するための。
しかし、元山では、そんなことはすっかり忘れてしまいそうになる。元山では、地元の人々は魚釣りをしながら静かな午後を過ごすことができる。退職した男性にここでの生活はどんなものか尋ねると、海からの澄んだ空気のおかげで、とても素晴らしいものだという答えが返ってきた。
ミサイルの発射のおかげで、世界が元山のことを知っていると伝え、ミサイル発射について知っているか尋ねてみた。
「ええ、ミサイルをみました。それはうれしいものでした。ドカン!と打ち上がっていくのを見ました」