秘密の国の中心へ――CNNが旅した北朝鮮<5> 平壌でスマホを買う
客の1人は、新しい携帯電話で音楽を聴き、「アングリーバード」にびっくりするほどそっくりなゲームで遊んでいた。
彼女によれば、友人と写真を共有したり、自撮りをしたりするのが好きだという。CNN取材班も一緒に何枚か自撮りをした。彼女の携帯のカメラのほうが、見栄えのする写真を撮影することが出来た。
われわれがスマートフォンでできることの大部分を北朝鮮の人々もすることが出来る。しかし、北朝鮮の人々が出来ないのはインターネットに接続することだ。北朝鮮には国がコントロールするインターネットがあり、完全に監視され検閲されている。
北朝鮮版の「グーグル」があるとも聞かされた。政府が許可したコンテンツだけが表示されるという。ソーシャルメディアも似たようなものだ。北朝鮮版の「フェイスブック」がある。チャットルームや、オンラインデートもあるという。
こうしたチャットルームに入りたいと要請したが、お目付け役には手配が難しすぎるといわれた。