ミャンマー国軍司令官、ローマ法王と会談 「宗教差別」否定
(CNN) ミャンマーを訪問しているローマ・カトリック教会のフランシスコ法王と同国軍のミンアウンフライン最高司令官が27日に会談した。ミンアウンフライン氏は会談後、同国に宗教差別はないと断言した。
ミャンマーでは少数派のイスラム教徒ロヒンギャに対する残虐行為が報告され、軍を統括するミンアウンフライン氏はその責任者として非難されてきた。
しかし同氏は、ミャンマーではどのような宗教も自由に信仰することができると強調。「国軍は平和回復に努めている。国家の平和を確保することが全員の願いだ」と語った。
ローマ法王庁の報道官によると、法王はこの日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに到着し、贈り物の交換に続いて15分間にわたり、ミンアウンフライン氏をはじめとする軍司令官らを表敬訪問した。
法王は今週、ロヒンギャ難民62万人以上が逃げ込んだ隣国バングラデシュも訪問することになっている。