北朝鮮、弾道ミサイルを発射 「過去最高高度」と米国防総省
ワシントン(CNN) 北朝鮮は29日午前3時17分ごろ、西部の平安南道(ピョンアンナムド)平城(ピョンソン)付近から東へ向けて、弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が明らかにした。
米国防総省は現地時間の28日、今回発射されたミサイルが大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられることを確認した。
マティス国防長官はトランプ米大統領らとのミーティングで、ミサイルの高度について「過去に発射されたどのミサイルよりも高かった」と指摘。北朝鮮は現時点で「基本的に、世界中のいかなる場所にも」ミサイル攻撃が可能だとの見方を示した。
国防総省の報道官は記者団に対して、ミサイルはおよそ1000キロ飛行した後、日本海の日本の排他的経済水域内に落下したと述べた。
日本政府は、ミサイルが50分を超える飛行時間を記録したとしている。
安倍首相は東京で記者団に向け、「北朝鮮に対して厳重に抗議を行った。国連安保理に対して緊急会合を要請する」と述べた。
北朝鮮は9月以降、弾道ミサイルの発射実験を行っていなかった。