観光バスが事故、遺跡見物の外国人客など30人死傷 メキシコ
(CNN) メキシコ南部のユカタン半島で19日、外国人旅行客らを乗せた観光バスが事故を起こし、当局者によると少なくとも12人が死亡、18人が負傷した。
事故はユカタン半島のキンタナロー州で発生。州当局によると、バスには米国やブラジル、スウェーデンからの観光客など31人が乗っていた。死者には子ども1人が含まれるという。
バスは沿岸部のマアウアルから、マヤ遺跡のあるチャクチョーベンへ向かう途中だった。チャチョベンは人気観光地トゥルムから南へ約180キロの距離にある。負傷者は周辺の病院に運ばれた。
事故現場を撮影した映像には、道路わきの森林に突っ込んで横転したバスが映っている。
乗客のうち27人は、ロイヤル・カリビアンのクルーズ船2隻に乗っていた観光客だった。両船は15日から16日にかけて、米フロリダ州から出航していた。
ロイヤル・カリビアンは、事故に巻き込まれた乗客を支援するとともに、地元当局と連携して事故に関する詳しい情報を収集していると説明した。
米国務省のナウアート報道官も、米国人を支援するため現地の職員が現場へ向かっていることを明らかにした。