豪シドニーで80年ぶり猛暑、気温47度超 火の使用禁止に
(CNN) オーストラリアのシドニーが記録的な猛暑に見舞われている。ニューサウスウェールズ州気象局によると、7日の気温は47.3度まで上昇し、1939年に記録した観測史上最高の47.8度に次ぐ暑さとなった。
シドニーの警察は住民に対し、十分な水分補給を心がけ、直射日光を避けるよう呼びかけている。観光客に対しても、遊泳の際は特に注意するよう促し、子どもやペットを車の中に残す行為は犯罪に当たると指摘した。車内に置き去りにされた子どもやペットは熱中症で死亡することもある。
州救急当局は、万が一の場合に備えて市内の主なビーチで救急車を待機させている。
シドニー市内や周辺地域では猛暑や強風が予想されることから、火の使用が全面的に禁止された。
消防当局によると、州全土で7日夕刻までに20件の火災が発生し、うち4件は延焼が続いている。
8日の気温も30度台後半から40度台前半に達する見通しで、火の使用は引き続き禁止される。
シドニー市内の競技場ではクリケットの試合も予定されており、気象当局は観客に対し、シャツや帽子を着用して日焼け止めを塗り、サングラスをかけるよう呼びかけている。