トランプ米大統領、北朝鮮との対話に意欲 南北対話にも期待
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は6日、記者団との会見で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と対話することに抵抗はないと話し、韓国と北朝鮮が予定している会談の成果にも期待を示した。
トランプ氏は首都ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで記者団に、「私はもちろんいつでも対話には賛成だ」と語った。同氏と正恩氏はともに強硬な立場を主張していると述べる一方、対話については「ぜひやりたい。何の抵抗もない」との姿勢を示した。
この発言を受けて記者団からは、北朝鮮との間で前提条件は必要ないということかという質問が出たが、トランプ氏は「決してそういう意味ではない」と答えた。そのうえで、対話が何らかの成果を生み出せば、それは「人類全体にとって素晴らしいことだ」と強調した。
トランプ氏はまた、「韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領から2~3日前に電話があって素晴らしい会話を交わした」と述べ、9日に予定される南北会談がうまくいくよう願っていると語った。韓国で開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪に北朝鮮が参加の意向を示していることについても、「100%支持する」と述べた。
さらに「多くの人から言われているのは、私の発言や強い立場がなければ、五輪参加が検討されることはなかっただろうということだ」と、自身の手柄を主張した。