カナダ、マリフアナを合法化へ 世界で2カ国目
(CNN) カナダの議会上院は21日までに、マリフアナを合法化する法案を賛成52、反対29で可決した。全国規模でマリフアナ市場を認めるのは世界で2番目。主要先進7カ国(G7)の中では初めての国となる。
米国では9州とワシントンDCで嗜好(しこう)用マリフアナの利用が認められている。医療用マリフアナは30州で利用できる。
マリフアナ合法化は、トルドー首相が主導し、合法化によって未成年者の使用を防ぎ、関連犯罪を抑制できるとしている。
世界では2013年12月に南米のウルグアイが初めて、マリフアナの製造や販売、消費を合法化していた。
上院での承認から新しい枠組みへの移行については8~12週間かかる見通し。カナダでは各州や準州がマリフアナの販売に関する規則の策定について責任を負っている。カナダ政府は当初、今年7月までの施行を目指していた。
合法化の開始は、9月初旬か中旬になるとみられている。
トルドー首相はツイッターで、法案の成立をたたえ、これまでは子どもたちが簡単にマリフアナを手に入れ、犯罪者が多大な利益を得てきた現状があったが、マリフアナの合法化によってこれが変わると指摘した。
It’s been too easy for our kids to get marijuana - and for criminals to reap the profits. Today, we change that. Our plan to legalize & regulate marijuana just passed the Senate. #PromiseKept
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2018年6月20日