アフガン軍と駐留米軍への襲撃、死亡した米兵士2人の身元判明
(CNN) 米国防総省は9日、アフガニスタン東部で起きたアフガン軍と駐留米軍の合同部隊に対する襲撃で米軍兵士2人が死亡、6人が負傷したと明らかにした。
襲撃は8日、東部ナンガルハル州で発生した。応戦した際の負傷がもとで死亡したのはテキサス州出身のハビエル・グティエレス1等軍曹とニューメキシコ州出身のアントニオ・ロドリゲス1等軍曹の2人。ともに28歳で、フロリダ州のエグリン空軍基地を拠点とする第7特殊部隊群(空挺部隊)に所属していた。
米軍は襲撃について現在調査中だとし、負傷者は米側の施設で治療を受けていると説明した。
駐留米軍の報道官が現時点での報告として述べたところによると、襲撃ではアフガン軍の制服を着た人物がシェルザド地区でアフガン軍と駐留米軍の合同部隊に向けてマシンガンを発砲した。
現時点で襲撃の動機はわかっておらず、制服を着た人物がアフガン軍の兵士なのかどうかも確定していない。
アフガニスタンの国防省は9日の声明で、襲撃によりアフガン軍の兵士1人が死亡したとしているが、米軍はこれを確認していない。
アフガニスタンには現在1万2000~1万3000人規模の米軍部隊が駐留し、テロ集団との戦闘やアフガン軍の支援にあたっている。